高度な認知機能が軽度に障害された状態では、一見すると障害は分かりません。しかし、高度な認知機能が障害されることで、社会の中で他人と交流したり役割を持って仕事をしたり、一緒に生活する家族と穏やかに過ごしたりということが難しくなる方が多いです。当事者は当事者として、家族は家族として悩みを抱えて日々生活しています。

　高次脳機能障害に関する効果的なリハビリテーションや支援についても、まだまだ学術的側面では遅れている分野かと思われます。専門職としては専門職の悩みもあると思います。同じ悩みを抱える仲間が集うことでできることもあるはずです。また、実際に高次脳機能障害がありながらも社会で生活している当事者やその家族と一緒に活動をすることで、本当のニーズが理解できるはずです。

　ノーサイドでは、専門職に限らず高次脳機能障害に関する支援者や高次脳機能障害に関心のある方などが集い、高次脳機能障害がありながらも楽しく幸せに社会に参加するために必要な事について考えていきます。

　ノーサイドの活動に興味がある方、活動をお手伝いしてくれるボランティアを希望される方、高次脳機能障害に興味がある専門職やその学生など、様々な方の参加をお待ちしております。まずは、ご連絡いただき、日々の活動を見学してみてください。